
07.282019
徳栄さん、優勝、そして5連覇おめでとうございます!
そして、敗れたとはいえAシードで臨み初の甲子園出場をめざした山学も
ここ数年、特に春関東大会から今日まで埼玉の高校野球を盛り上げてくれてありがとうございました☆
和田君が入学してからの山学の躍進ぶりには、埼玉高校野球の一ファンとして本当に楽しい思いをさせて貰いました!
山学の好投手・和田君とは徳栄は2年前全国優勝した年にもあたっています。
当時の和田君は1年生、2年前の徳栄は3年生中心メンバーだったのでその試合で対戦した選手は残っていませんが・・・
但し、2年前優勝直後の新チームでの秋大会では、徳栄は山村学園と対戦。
和田君を打ち崩しコールド勝ち。
韮澤君などは3番打者として出場していたはずです。
さて、大会を終えてみればCシードの徳栄が7試合で92得点(失点8)と打ちまくっての優勝。
とはいっても、徳栄のCシードや浦学のノーシードは本来の実力からいえば明らかにおかしいのですが、
そうなりえてしまうのも高校野球の面白さ(ノーシード爆弾浦学と4回戦で当たって消耗させられた浦実は気の毒でした)!
2回戦 | 7月12日 | 杉戸農業 | 32 | 0 |
3回戦 | 7月18日 | 正智深谷 | 9 | 0 |
4回戦 | 7月21日 | 秀明英光 | 9 | 0 |
5回戦 | 7月23日 | 所沢商業 | 13 | 2 |
準々決勝 | 7月25日 | 山村国際 | 11 | 0 |
準決勝 | 7月27日 | 春日部共栄 | 7 | 4 |
決勝 | 7月28日 | 山村学園 | 11 | 2 |
合計 | 92 | 8 |
2年前に徳栄が全国優勝を果たした夏。
埼玉が初めて夏の選手権を制した年でもあるわけですが、あの時の打線を彷彿とさせる今年の打線。
失点も少なく、おそらく今大会では「追いかける展開」は一度も無かったのではないでしょうか?
2年前の県大会予選は、秋・春の関東大会で崩れた綱脇君が一試合ごとに逞しくなっていったのが印象的だったのと、
西川君、野村君(当時2年)を中心とした打線の凄さが目立った大会でもありました。
その時の徳栄は県予選7試合で69得点(9失点)。
ちなみに甲子園でも6試合で61得点という化物打線ぶりを発揮。
県大会にはコールドがあるとはいえ、一試合あたりの平均得点は甲子園でのほうが上(10.17)だったとかおかしすぎます。
当時と比較しても良いくらいに今年の徳栄の得点力は高い。
初戦を除いても、今年は60得点(2年前は58得点)。
数試合観て思ったのは、とにかく上位から下位まで打線に隙が全くない。
そして、韮澤君、井上君(2年)、羽佐田君、というクリーンナップのスイングの速さは高校県大会レベルではちょっと群を抜いていました。
但し、3番・西川、4番・野村の2年前と比べると、どの選手も長距離砲というよりは中距離寄りのヒッターにはなります。
それにしても、韮澤君が入学してきた2年前当時はスーパー1年生と騒がれていたのに、もう3年生。
本当に時間がたつのは早いですね。。
昨秋、そして春と思わぬ敗戦で選抜出場に春関東を逃したのが今年の徳栄。
そのため、総合力では群を抜いているといわれながらも「今年の夏の埼玉は混戦になるだろう」と思っていたファンも多いはず。
私もそのうちの一人でした。。
大雨の予報もあったものの、絶好の青空。気温も高くプレイする選手は大変そう💦
これまで、浦学・徳栄2強体制だったのが、
春日部共栄、浦実、山学が一気に浦学と同等かそれ以上にまでレベルを上げ、
そのちょっと下のベスト16クラスの実力もアップ。
どこが勝ち残るか分からないとも言われていたのが、蓋を開けてみれば徳栄はどの試合も圧勝。
僅かに苦戦したのが、4点差を追いつかれた準決勝の春日部共栄戦でしょうか。
打線は十分に全国上位を狙えるレベル。
全国優勝を狙うには、どんなに籤運(相性の良い相手とあたるという意味で)が良かったとしても
「全国超トップクラス」と連戦になるベスト8以降からの山場を越えなければならないため
中継ぎ・抑えといった投手陣のこれからの成長が期待されます。
エースで今日先発完投の中津原君は左のサイドスロー(左のサイドやアンダー投手にはロマンがありますよね^^)。
(※話逸れますが、高校野球漫画で私が好きな投手は「大甲子園」の犬飼知三郎、「山下たろーくん」の明陵・立原)
サイドの中でもちょっと変則気味の投げ方で、数試合観た限りではかなり打ちにくそうな好投手。
春の県大会敗戦後に岩井監督よりサイド転向を提案され、それからの取り組みのため
変則と言うよりは、まだ改良過程なのかもしれませんね。
2年前の岩井監督は、綱脇投手成長のために春関東では変化球しか投げさせなかったという話は有名。
おかげで、変化球で自由にストライクをとれるようになり、さらには剛速球の清水との差別化も明確にできたという・・・
浦学の森監督、徳栄の岩井監督あたりって、本当に指導面で名将だと思います。
ただし、全国大会では当然対策をたてられてくる上に、その対策を実行できてしまう強打者・好打者が相手になります。
どうしてもタイプの異なる中継ぎ・抑えが欲しいところ。
岩井監督の指導のもと、しかもモチベーションさえあれば高校生は短期間での成長が著しいので十分に可能かと。
とはいえ、2年前の綱脇-清水体制が凄すぎただけであそこまで完璧な2投手をつくれと岩井監督に言うほうが無茶な願いなのかもしれません💦
あのレベルの2投手に、2年前や今年のような打線をつくれるなら徳栄は一時期の大阪桐蔭以上に毎夏優勝候補の筆頭になってしまいます。。
他に甲子園出場を決めている中で、是非こことの対決をみてみたいという高校は、
28日現在では神奈川・東海大相模、石川・星稜高校の2校。
あとは、選抜準優勝ながら春関東で山学に完敗した千葉の習志野がどこまでレベルを上げて甲子園に戻ってきているか、
東海大菅生を直接倒した上で波乱の西東京を制した国学院久我山、、
徳栄との対戦を観たいかどうかという以外の部分で気になる2校です。
いずれにしても、今日で選手権埼玉県大会は終了!!
選手の皆様、大会運営関係者の皆様、お疲れ様でした<(_ _)>
そして、花咲徳栄の夏の甲子園優勝を切に願います!
まいぷれ浦和編集長 しゅ~すけ
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